独立開業の手続き(7) 経費

サラリーマンの時は、給与から天引きされる税金とか、社会保険とかは、あまり気にしていませんでした。費用についても、税金が差し引かれた後の残りから払うので、家計簿なども全然つけていませんでした。

しかし、個人事業主になると、サラリーマンでは経費にできないものが、結構経費扱いにできます。例えば、仕事で使うコピー用紙や交通費、さらにはYシャツのクリーニング代とかです。

今では、費用は全部会計ソフトに入力しています。領収書をスマホで撮影すると、費用や日付は自動で取り込んでくれるので便利です。

所得税20%、住民税10%として、経費算入できるかできないかで、残るお金が30%も違います。1000円のクリーニング代が700円になるわけで、これはデカい、と思っています。

サラリーマンの時は給与所得控除が最大195万円もありました。給与所得控除というのは、給与所得者も生活費がかかるだろうから、一定の金額を経費とみなして収入から控除するというものです。

個人事業主では、この給与所得控除がありません。せめて経費算入はせっせとしなければ、と思います。

投稿者プロフィール

小笠原 裕
小笠原 裕中小企業診断士 行政書士
バラの咲く街、八千代市緑が丘で、コンサルティング事務所を運営しています。