2020-04-05 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(25) 賃貸借に関する見直し① 賃貸借終了時には、いろいろなトラブルが発生しがちです。これらについて現行民法では明確なルールが定められていない部分があります。 その一つが敷金の扱いです。敷金には礼金や保証金などいろいろな名目が含まれているケースが多く、 […]
2020-04-04 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(24) 消費貸借に関する見直し 消費貸借は、現行民法では、実際に金銭が交付されるまでは契約は成立しません。これを要物契約と言います。 そうすると、借主は金銭を交付せよという請求ができません。住宅ローンを利用して不動産を購入する場合などに、貸主の都合で貸 […]
2020-04-03 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(23) 危険負担に関する見直し 危険負担とは、双務契約(売買等)の一方の債務が、債務者の責めに帰すべき事由によらないで履行不能となった場合に、債権者と債務者のどちらがその損害を負担するか、という問題です。 現行法では、債務者主義、すなわち債務者が損害を […]
2020-04-02 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(22) 隔地者間の契約の成立時期の見直し 隔地者間の契約に関しては、「発信主義」(承諾通知を発信し た時に契約が成立)が採用されています。かつては隔地者間で、申し込み・承諾を郵便などで行うと、時間差が発生していました。申し込みの発信から、承諾の受信まで、通信だけ […]
2020-03-31 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(21) 対話者に対する契約の申込みの効力等の明記 契約は、申込みがされ、それに対して承諾があれば、成立します。申込みが撤回されたり、申し込みの効力が消滅した後に承諾があっても、契約は成立しません。 この申し込みや承諾をする当事者間で、意思表示が到達するまでに時間を要する […]
2020-03-30 / 最終更新日 : 2020-05-19 小笠原 裕 契約書 民法改正(20) 第三者弁済に関する見直し 利害関係を有する第三者による弁済については、当事者が反対しない限り、有効となります。例え債務者の意思に反する弁済であっても、第三者の利益を優先するべきだからです。 一方、利害関係を有しない第三者による弁済については、現在 […]